祐佳 | 「いっ、た……あ、んく……は、はじめて、って……ほんとに、痛い、んだ……あ、くふ……」 |
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早生 | 「お前、今更そんなこと……可愛いじゃないか」 |
祐佳 | 「え、なに……? なんで……? 私、おかしいこと言った?」 |
早生 | 「お前の、天然っぽいところ、むちゃくちゃにしてやりたくなってくる」 |
祐佳 | 「な、なんで……? お兄ちゃん、やっぱり怖いかも……」 |
早生 | 「祐佳が可愛すぎるからいけないんだからな」 |
祐佳 | 「なんで、私のせい……ああっ! いっ……ああっ! おにぃ、ちゃっ……ううっ、あっ……」 |
早生 | 「くっ、きっつ……なんだこれ、全然動けない……」 |
祐佳 | 「ひうっ、はぅっ……おにぃ、ちゃ……痛い……あぅぅ……」 |
早生 | 「祐佳も力抜いて、その方が楽だから……たぶん」 |
祐佳 | 「ちか、ら……どうやって、抜く、の……?」 |
早生 | 「深呼吸、とりあえず息を吸って……」 |
祐佳 | 「ひっ……ひっ……ふ、ふぅ~~~……ひっ、ひっ……ふ、ふぅ~~……」 |
早生 | 「な、なんか呼吸法が違う気もするけど、そう……合わせて動くからな」 |
祐佳 | 「ひっ、ああっ! うご、いたら……しみ、ちゃう……うああっ!」 |
早生 | 「あれ、まだ駄目なのか……?」 |
祐佳 | 「おにい、ちゃんの……いじわる……初めて、なんだから……もっと優しくして、よぉ……」 |
早生 | 「お、俺も初めてだし……優しくしてるつもり、なんだけど」 |
と言いつつ、祐佳が泣きすがってくることに、ゾクゾクとした 得も言われぬ快感が込み上げてくるのも事実だった。 |